研究

E.K

研究所
分析グループ
2015年入社 
理学系研究科卒

お客様と全ての部署のために、
“おいしさ”の分析に挑戦しています。

父の“おいしいご飯”
哲学の影響で食品会社を選んだ

大学院では生物を分子レベルで研究し、今の仕事に通じる機器を使った“分析”も経験しました。就活は食品関係に絞りましたが、これは、健やかな家庭はおいしいご飯から生まれる、という父の哲学を聞いて育ったことが影響しています。

月島食品工業を選んだのは、素材を扱うBtoBの会社のほうが、最終製品を作るBtoCの会社より広く社会に影響を与えることができると考えたからです。それに、人は油脂を摂取しないと生きてゆけないし、そこを核にしている月島はきっと長く残っていける企業だと思いました。

最初、新製品開発チームに参加したのですが、先輩とのやり取りの中で、私が分析という「手段」にこだわってしまい、おいしい製品づくりのためという「目的」を忘れていたことに気付かされました。大学の研究室の意識が抜けていなかったのですね。

「おいしさを科学する」が
私たち分析グループのテーマ

現在私は、糖やアミノ酸といった食品の味にかかわる成分の分析や、食品から抽出した油脂の分析を主に担当しています。超ハイレベルな分析機械を使い、分析法の開発も行っています。このほか微生物検査なども行いますし、香りとおいしさのかかわりを評価して製品開発に活かすチームにも加わっています。

私たち分析グループのテーマは「おいしさを科学する」ことです。“おいしさ”は感覚ですから目に見えませんし、いろいろな要因が複合して引き起こされる感覚です。私たちには、それを数値や図表を使って目に見える形で表現することが求められます。1つの機械で測れるものではないので、要因となるものをいろいろな機械で測って、そのデータを様々な視点から総合的に考察して表現していくのです。私たちはこれを、自社製品の魅力を100%伝えるための「魅せる化」と呼んでいて、創造的でやりがいのある仕事だと思っています。

緊密な横のつながり・
縦のつながりに支えられる仕事

分析の依頼はさまざまな部署から入ってきます。試作製品を分析したいという研究所の開発員、消費者の嗜好動向を知りたいという営業、そして、自社商品を分析して欲しいというお客様などです。業務上関わる範囲が広いので、横の繋がりと縦の繋がりのどちらも緊密さを感じています。

また、女性が長く働ける体制があり、産休・育休制度もしっかり機能していますし、復帰後の時短勤務も複数の形態から選ぶことができます。研究所ではほとんどの方が産休・育休後に前の担当に復帰しています。

Message

人生の先輩たちの
話も聞いてみよう

自分がどんな風に働きたいのか、何が大切でどこは譲れないのかを考えてください。両親や大学の先生など、年長者の話を聞いてみるのも良いと思います。

Private Time

私のハンドクラフトが職場にも侵入中

ハンドクラフトが好きで、アクセサリーでも小物でも何でも作ります。チームの出勤ボードのマグネットも、そーっと可愛くしました。また、いろいろな部署にいる同期がみんな仲良しなので、よく一緒に出かけたりもします。

Schedule

ある一日のスケジュール

8:00
出社
8:30
業務開始。前日に行った分析の解析・データ整理などを進める。
12:00
昼食・休憩
13:00
午後の業務開始。ルーティン分析・ミーティングなど。
18:00
業務終了 明日の業務を確認し帰宅。